TOEICの長文がどうしても読めない。
時間を測って速く読もうとすると、全部読み終えた頃には
「この長文は、結局どんな話だったのか?」
と、内容がまったく頭に残っていません。
一方で、時間をかけてゆっくり読めば、
どんな話だったのかはなんとなく理解できるものの、
ところどころ意味があいまいな文が出てきて、
ひっかけ問題には必ずと言っていいほど引っかかってしまいます。
そのせいで、TOEICのパート7はいつも点数が伸びず、
「TOEICの長文が読めない」という状態がずっと続いていました。
「なんとかして600点を超えて、800点を取れるようになりたい」
そう思って、長文を読めるようになるために、
いろいろな勉強をしてきました。
公式問題集は5回以上解いたし、
英文に慣れようと思って多読もしたし、
語彙力が足りないのかと思って英単語帳も3冊暗記しました。
それでも、結局、TOEICの長文は読めないままでした。
「結局、社会人になってから焦って英語を勉強しても、
TOEICで高得点を取るのは無理なのか?」
そんなふうに諦めかけていたとき、
英語が得意な上司から、ある一言をもらいました。
そのアドバイスをきっかけに、
今までまったく歯が立たなかった英文が、
少しずつですが読めるようになってきたのです。
この記事では、
・なぜTOEICの長文が読めないのか
・多読や単語暗記を頑張っても効果が出なかった理由
・TOEICの長文を読むために、本当に必要だった考え方
を、僕自身の失敗談をもとに整理していきます。
もしあなたが、
「多読も単語暗記もやったのに、TOEICの長文が読めない」
と悩んでいるなら、この記事はきっと参考になるはずです。
読み終えた頃には、
「TOEICの長文が読めなかったのは、やり方の問題だったんだ」
と気づき、次に何を勉強すればいいのかが見えてくると思います。
なぜTOEICの長文が読めないのか?|英単語を知っていても読めない理由
TOEICの長文が読めない原因は、
英単語を知らないことではありませんでした。
僕がTOEICの長文対策として最初に取り組んだ勉強は、
英単語の暗記です。
「とにかく英単語を覚えれば、英語は読めるようになる」
中学の頃に通っていた塾でそう教えられ、
実際、高校受験ではその方法で結果が出た記憶があります。
だからTOEICでも同じだと思い、
・キクタン SCORE600
・金のフレーズ
・世界一わかりやすいTOEICテストの上級英単語
この3冊を、一生懸命覚え切りました。
実際、同僚のTOEIC900点の人でも知らない単語を
僕は知っていたので、語彙力自体はそれなりにあったと思います。
それでも、TOEICの長文(パート7)は読めるようになりませんでした。
単語の意味はわかるので、
「だいたいこんな話かな?」
と、なんとなく理解できた気にはなります。
しかし、よくわからないまま読み進めて、
問題を解いたあとに和訳を見ると、
「え、そんな話だったの?」
と感じることも何度もありました。
英単語を覚えれば、
“わかった気”にはなれるけれど、
“はっきり読めた”とは言えない。
この違和感の正体が、当時の僕にはわかりませんでした。
今振り返ると、その原因ははっきりしています。
それは、
主語・動詞・修飾関係といった、単語同士のつながりが理解できていなかったことです。
英単語をいくら知っていても、
単語と単語がどう結びついて文を作っているのかがわからなければ、
TOEICの長文は正確に読めるようにならない。
これが、
「英単語は知っているのに、TOEICの長文が読めない」
状態から抜け出せなかった、本当の理由でした。
【失敗談】僕の間違った勉強方法|多読をしても長文が読めるようにならない理由
英単語をたくさん覚えても長文を読めるようにならないと気づいた僕は、
次に「多読」をすることにしました。
というのも、ネットで
「英語が読めないのは、英語に慣れていないから。
多読をして英語に慣れれば、自然と読めるようになる」
という記事を読んだからです。
これは、たしかに効果が出る人もいる方法だと思います。
ただ、今になって振り返ると、
僕の場合は、英語に慣れていなかったことが原因ではありませんでした。
本当の原因は、
英文がどういうルールで書かれているのかを理解していなかったことだったと思います。
僕も「とにかく量を読もう」と思い、
・TOEICパート7の問題をひたすら解く
・ハリーポッターの英語版を読む
といったことを続け、
1年間で100万語くらいは読んだと思います。
その結果、たしかに、
・英語を見ることへの抵抗は減った
・読むスピードも、少しは上がった
という変化はありました。
しかし、
As soon as sales data from the sample batches are in, decisions are made about which designs to move to full-scale production, which ones to redesign, and what new styles to implement in Raviano’s future offerings.
のような、TOEICの長文になると、
「結局、何が言いたい文なのか」がわからなくなってしまうのです。
今思えば、ハリーポッターの英語版も、
わからないところは飛ばして、
雰囲気だけで読み進めていました。
つまり、多読をしていたつもりでも、
わからない部分を理解しないまま読み続けていただけだったのです。
多読は、
「今すでにわかっている英語」に慣れるには良い方法ですが、
「わからない英語が、わかるようになる」勉強方法ではない。
本当にTOEICの長文を読めるようになるためには、
ただ量をこなすだけではなく、
・どこが文の中心なのか
・どこまでが修飾なのか
といった、
英語がどうやって書かれているのかという理屈を理解する必要がありました。
それを知らないまま多読を続けていたことが、
長文が読めるようにならなかった、僕の大きな失敗だったと思います。
英語上級者の上司に指摘されて初めて気づいた「読めない原因」
英単語を覚えても、多読をしても、
TOEICの長文が読めるようにならない。
手詰まりになって、
「もう自分には無理なんじゃないか」
と、正直あきらめかけていました。
そんなとき、英語が得意な上司から、
ある日ふと、
「この英文、読める?」
と、長い英文を渡されました。
関係代名詞、現在分詞、過去分詞、不定詞がいくつも入った、
TOEICのレベルを超えていそうな難しい英文です。
僕は単語の意味を追いながら、
なんとなく内容を説明しようとしたのですが、
・どれが主語なのか
・動詞はどこなのか
・どこまでが修飾なのか
自分でもよくわからないまま、途中で言葉に詰まってしまいました。
そこで正直に、
「すみません、ちょっとわからないです」
とギブアップすると、上司はこう言いました。
「たぶん、クロネコさんは
英語の“構造”がわかってないんだと思うよ」
その一言を聞いたとき、
ハッとしました。
その瞬間、僕は初めて、
自分が英語を読めなかった本当の原因は、
英語に慣れていなかったからでも、
英単語を覚えていなかったからでもなく、
英語がどんなルールで書かれているのかを理解していなかったこと
だったのだと気づいたのです。
TOEIC長文を読むコツは「英語の構造」を理解することだった
上司が教えてくれた「英文の構造」とは何かというと、
英語の文章が、どんなルールで組み立てられているかということでした。
英語には、
• 文の中心になる主語と動詞が必ずある
• 修飾語は、必ず「何を説明しているのか」が決まっている
• which や what は、直前の名詞や内容を受けて説明する
といった、はっきりしたルールがあります。
そして、長文を読むときは、
このルールに沿って
「この文の中心はどこか?」
「どこからどこまでが説明なのか?」
を見ながら読む必要がある、ということでした。
たとえば、次の英文です。
“As soon as sales data from the sample batches are in, decisions are made about which designs to move to full-scale production, which ones to redesign, and what new styles to implement in Raviano’s future offerings.”
この英文も、
・主語は何か
・本当の動詞はどれか
・which や what が、何を説明しているのか
がわかれば、
「何について、どう決まった話なのか」
を整理して読むことができます。
逆に、この構造がわからないまま、
英単語の意味だけを当てはめて読むと、
なんとなく雰囲気で理解した気にはなりますが、
正確には読めません。
たまたま読める英文があっても、
少し複雑な構造になると、途端にわからなくなってしまいます。
多読をして英語に慣れても、
この「英文がどう組み立てられているか」というルールを
自然に理解できるわけではありません。
僕にとって本当に足りていなかったのは、
英語の量でも、語彙力でもなく、
英語の構造を意識して読むという視点でした。
今僕がやっている勉強方法|長文が読めるようになるために意識していること
TOEICの長文を読めなかった本当の原因は、
英語の量でも、語彙力でもなく、
英語の構造を理解していなかったことでした。
それに気づいてからは、
・むやみに英単語を増やす
・とにかく量を読む
といった勉強はやめて、
「この英文は、どういう構造になっているのか?」
を意識して勉強するようになりました。
具体的には、次のようなことをしています。
• 英文法を勉強して、英語の基本的な構造を理解する
• 実際のTOEIC長文を使って、
「どれが主語で、どこが述語か」
「どこまでが修飾なのか」
を一文ずつ確認する
• その構造を、頭の中で整理しながら読めるようになるまで繰り返す
まだ途中段階ですが、
以前のようにフィーリングで読むのではなく、
「構造を追いながら読む」感覚が少しずつ身についてきました。
この勉強を続けて、本当にTOEICパート7の点数が上がるのか。
長文を、最後まで安定して読めるようになるのか。
その結果は、このサイトで
実際のスコアと一緒に記録していこうと思います。
同じように
「単語も覚えたし、多読もしたのに、長文が読めない」
と悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

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